輪王寺【りんのうじ】
国宝・重要文化財建造物
慈眼堂経蔵(天海蔵)
【きょうぞう(てんかいぞう)】
大猷院霊廟本殿
【たいゆういんれいびょうほんでん】
(附)厨子【ずし】
 大猷院霊廟相の間
【あいのま】
 国宝大猷院霊廟拝殿
【はいでん】
大猷院霊廟唐門
【からもん】
大猷院霊廟瑞垣
【みずがき】
大猷院霊廟掖門
【わきもん】
大猷院霊廟御供所
【ごくじょ】
大猷院霊廟御供所渡廊
【わたりろう】
大猷院霊廟夜叉門
【やしゃもん】
大猷院霊廟夜叉門左右廻廊
【さゆうかいろう】
(附)潜門
【くぐりもん】
大猷院霊廟鐘楼
【しょうろう】
大猷院霊廟鼓楼
【ころう】
大猷院霊廟二天門
【にてんもん】
(附)左右袖塀
大猷院霊廟西浄
【さいじょう】
大猷院霊廟水屋
【みずや】
大猷院霊廟宝庫
【ほうこ】
大猷院霊廟仁王門
【におうもん】
(附)左右袖塀
大猷院霊廟皇嘉門
【こうかもん】
(附)左右袖塀
大猷院霊廟銅包宝蔵
【どうほうほうぞう】
大猷院霊廟奥院宝塔
【おくのいんほうとう】
大猷院霊廟奥院鋳抜門
【いぬきもん】
大猷院霊廟奥院拝殿
【はいでん】
大猷院霊廟別当所龍光院
【べっとうしょりゅうこういん】
(附)玄関


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護法天堂【ごほうてんどう】−日光山輪王寺−

−護法天堂の福の神−
 本堂(三仏堂)の裏手に、護法天堂があります。毘沙門天【びしゃもんてん】・大黒天・弁財天の福徳、開運の三天が祀られておりましたが、隣の大護摩堂に遷され、七福神として祀られています。この三天は日光山の信仰上大切な存在で、日光の男体山【ないたいさん】・女峰山【にょほうさん】・太郎山【たろうさん】の三山に結びつき、この三神山のもとになる仏が、三仏堂の千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音であるとされているのです。
 護法天堂では本堂の三尊がご利益をお願いしやすい福の神に姿を変えて三天となっています。また、ここはもと内権現堂【ごんげんどう】と呼ばれました。仏が権【かり】に神様として現れた姿、つまり日光三所権現の姿で以前は祀られていたからです。このお堂だけでなく日光山全体が仏と神が同一という信仰だったのです。明治の神仏分離で輪王寺と二荒山神社と東照宮に分割されましたが、もとは日光山として輪王寺門跡【りんのうじもんぜき】のもとに混然一体となって統括されていた霊地だったのです。

   





足立廣文氏の
郷土日光の写真集


 

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